
筒井康隆の先見の明が光る、健康志向の行き着く先を描いた風刺小説。
筒井康隆氏著者の最後の喫煙者っていう短編を読みました。久しぶりに読んで、私も10代から10代最後から20代にかけて筒井康隆にドハマりした時期があって、ほぼ全作品を読んだ記憶があります。40年近く前になりますけれども、久しぶりに読んでみることにしました。内容は愛煙家の小説家が魔女狩りに遭っていて、他にも喫煙者っていうのが出てくるんですけども、最後の1人になっていくという話です。で、筒井康隆氏独特の荒唐無稽な話と、極端な感じの描写が私はとても好きでした。荒唐無稽とはいえ、やはり当時の短編から考えると未来を暗示してる部分っていうのが合っていて、今時代になって、特に近いものになっているんだなという印象があります。とても短い短編ですので、読みやすく、また何度も読み返すことができるのでとても良いと思いました。
『最後の喫煙者』(さいごのきつえんしゃ)は、筒井康隆の短編SF小説。1987年(昭和62年)9月発売の『小説新潮』10月号において発表されました。
作品概要
国会議事堂の頂きに座り込み、地球上で『最後の喫煙者』になった小説家が、それまでに起きた嫌煙権運動を振り返る。愛煙家・喫煙者差別が魔女狩りレベルの排斥運動となって大きな騒動となりヒステリックに過激化していく様子を、主人公である小説家の視点から描いている。 発表当時『健康ファシズム』という表現で行われているが、煙草屋が村八分にされ、世界保健機関に人権擁護局や赤十字・マスメディア・国民・嫌煙権団 (KEK) と称する団体が、煙草屋や愛煙家の家に対して放火・殺人を始めていき、喫煙者を問答無用で脅迫・私刑にし、警察および自衛隊といった存在までもがタバコ及び喫煙を排斥する側に回っていく様子を記述し、風刺している。 最後の喫煙者の筒井康隆のこの短編小説を平易な言葉で簡単に要約してください。
筒井康隆のSF短編『最後の喫煙者』は、「行き過ぎた健康志向」が引き起こす狂気を描いた風刺小説です。 物語の要点は以下の通りです。 異常な嫌煙社会: タバコを吸う人やタバコ屋が「魔女狩り」のように激しく差別される世界。過激な嫌煙団体だけでなく、一般市民やメディア、さらには警察や自衛隊までもが喫煙者への暴力や殺人に加担します。 最後の1人となった主人公: 徹底的な弾圧の結果、地球上でただ一人の「最後の喫煙者」となってしまった小説家が、国会議事堂の屋上に追い詰められ、これまでの異常な迫害の歴史を振り返ります。 健康や正義を理由にした極端な同調圧力(健康ファシズム)の恐ろしさを、ブラックユーモアたっぷりに皮肉った作品です。


コメント