【青山霞村】『4選』知っておきたい古典~現代短歌!

レウィシア

レウィシア

青山 霞村(あおやま かそん)

1874~1940年。京都出身。本名 青山嘉二郎。明治〜昭和期の詩人、歌人。

同志社大学中退後渡米しスタンフォード大学で学ぶ。途中、病のため帰国。帰国後文筆活動に従事。「口語歌」運動に執心。

青山 霞村 著書

1906年 口語歌集「池塘集」刊行。

1910年 詩集「草山の詩」を刊行。

詩集 「深草の元政」「桂園秘稿」「面影」など。

 

青山 霞村 短歌

心せよといふ父母は海万里また大陸を独旅する

青春のおぼろな古鏡まだなつかしい髪の香がする

蝶の夢花の夢草も春の夢雲のかたちもまた夢のやう

夢に見た花はとぼそに響き落ちてねやに冷たい秋の初風

 

 

コメント

  1. 中西 裕 より:

    霞村を採り上げていただきありがとうございます。
    ただ、歌集の名前が間違っていますのでご訂正いただけると幸いです。
    『地塘集』ではなく、『池塘集』です。『京都近代文学事典』がことごとく間違えています。
    よろしくお願いします。

    • ろいち より:

      コメントありがとうございます。
      間違いを訂正しました。
      他にもご指摘の点がありましたら、よろしくお願いいたします。

      • 中西 裕 より:

        さっそくご対応いただき、ありがとうございます。
        青山霞村について調べていますが、主宰した『からすき』の最初の方の号が東大明治新聞雑誌文庫に少しあるだけです。1-3号あたりはぜひ見たいもの。何か情報がありましたら、どうぞよろしくお願い申し上げます。