【長沢 美津】知っておきたい古典～現代短歌！

山茶花

長沢 美津 (ながさわ みつ)

1905～2005年　石川県金沢市生まれ。　歌人、文学研究者。

日本女子大在学中に晩年の古泉千樫こいずみちかしに師事。同人「青垣」に所属。1929年（昭和4）第1歌集「氾青はんじょう」を刊行。1949年（昭和24）女人短歌会結成、50年にわたり推進役となる。その間「女性和歌の史的研究」により学位、『女人和歌大系』全六巻刊行。

歌風は率直平明で定型をはなれたリズムを自在に示す。

長沢美津　著作

1929年 歌集『氾青』　四海書房

1935年 歌集 『垂氷影』 青垣会  (青垣叢書)

1941年 花芯 　青垣会

1950年 歌集『雲を呼ぶ 』女人短歌会 (女人短歌叢書)

1953年 歌集『水面』  長谷川書房  (新選短歌叢書)

1955年 歌集『雪』  長谷川書房

1958年 歌集『汐』  新星書房 (女人短歌叢書)

1959年 アメリカを行く 　新樹社

1960年 歌集『車』 新星書房 (女人短歌叢書)

1962年 女人和歌大系 全6巻（編）　風間書房

1970年 随筆『わすれもの』  新樹社

1975年 随筆『ひろいもの』  短歌新聞社

1978年 文字拾遺 短歌随想 　蝸牛社

1981年 歌集『一滴の油』  　沖積舎

1985年 部類長沢美津家集 　新星書房

1985年 歌集『八十扉』 新星書房  (女人短歌叢書)

1987年 歌集『青海波』　新星書房  (女人短歌叢書)

1991年 歌集『花鳥行列』  新星書房  (女人短歌叢書)

1993年 如何なる星のもとに（編）　東京四季出版 1993.6

1993年 歌集『仏眼紋』  新星書房 (女人短歌叢書)

1994年 歌集『卒塔婆』  新星書房  (女人短歌叢書)

1995年 歌集『空』 　短歌新聞社  (現代女流短歌全集)

1995年 みちくさ抄 続 　東京四季出版

〈参考: フリー百科事典〉

長沢美津　短歌

古のひとひらの断簡けだし反古にてありけむ書きたる人には　『線』

五十代は飛ぶやうに六十代は跳るごとくに去りてゆきたり　『五黄』