【辺見 じゅん】『5選』 知っておきたい古典~現代短歌!

シラン(紫蘭)

シラン(紫蘭)

 辺見 じゅん (へんみ じゅん)

1939年~2011年 富山県生まれ。 歌人、作家。 本名:清水 眞弓

早くから父、角川源義(実業家、国文学者、俳人。角川書店の創立者)の影響を受けて作歌、 作句を始める。弟は角川春樹、角川歴彦。

『呪われたシルク・ロード』『男たちの大和』などのノンフィクション作家としても知られる。

 辺見 じゅん 歌集

1976年 『雪の座』 角川書店  新鋭歌人叢書

1981年 『水祭りの桟橋』 思潮社

1987年 『闇の祝祭』 角川書店

1996年 『幻花』 短歌新聞社  現代女流短歌全集

2001年 『秘色』 砂子屋書房

2008年 『辺見じゅん歌集』 砂子屋書房  現代短歌文庫

2010年 『天涯の紺』 角川学芸出版  角川短歌叢書

 辺見 じゅん 短歌

魂魄の雪ふるかなた雪みんとただそれだけの旅より帰る 『雪の座』

旅のゆめ花火のごとく胸ひらき海境こゆる父のたてがみ

月光のあまき地上のかたはらに人ゐるやうに枇杷の実れる 『闇の祝祭』

このタベ/ふるき頁に書き込みの/朱は父なりききずのごとしも

たましひはみどりなるべし蛍火の水に映りて水に入りゆく 『幻花』

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