【今井邦子】『11選』知っておきたい古典~現代短歌!

稲穂

稲穂

今井邦子(いまいくにこ)  

1890~1948年 大正~昭和の歌人。徳島県出身。本名、くにえ。

諏訪高等女学校(現・長野県諏訪二葉高等学校)卒。1916年(大正5)島木赤彦に師事。『アララギ』に入会。『光を慕ひつつ』を刊行。1934年(昭和9)『紫草』で認められる。1936年(昭和11)雑誌『明日香』を創刊。歌集『明日香路』『こぼれ梅』、随筆集『歌と随想』『樋口一葉』などがある。

今井邦子 歌集

歌集「片々」

歌集「光を慕ひつつ」

歌集「紫草」

歌集「明日香路」

歌集「こぼれ梅」

歌集「今井邦子短歌全集」

今井邦子 短歌

じりじりと生命燃ゆればわがほとり吾子も吾夫もはにわの如し 『片々』

立ちならぶみ仏の像いま見ればみな苦しみに耐へしみすがた 『紫草』

青き穂にはつかに咲ける稲の花この夕風にゆすられてゐる

雪明りおぼろに遠き山に向ひありどを知らぬ霊こひまつる

病みの身のいのちをかけて産みつべき如月の月に入りにけるかも    

順次に生命終りて土に還るこのまことこそ今はいたしけれ       

をみなにて歩みつづけむわが道に命きはまらばそこに静まらむ

入日入日まっ赤な入日何か言へ一言言ひて落ちもゆけかし         

つゝましく香油かをれるぬばたまの夜のくろ髪をまくは吾が背子     

全くに飛雨となりし一本の槻の茂りに飛び入る小雀 

真木ふかき谿よりいづる山水の常あたらしき生命あらしめ

 

 

コメント