1949年～　歌人。 日本文藝家協会会員。現代歌人協会会員。十月会会員。　 皮膚呼吸してゐる樹々か　眼差しの透くやさしさに風充ちて来よ　『魚の耳』

1887～1945年　日本の陸軍軍人　鹿児島県出身 秋をまたで枯れゆく島の青草は皇国の春に蘇へらなむ　『無名戦士遺詠抄』

1958年～　 山口県出身。　歌人。 無垢・無垢......といふ韻きして雨はコートの裾おもくする　『草上のカヌー』

1890～1964年　大正・昭和期の歌人　東京都出身

タクシーはどこへ行くんだおれを棄て君を下ろしてしまったそのあと

1927～2008年　山梨県出身　歌人 大空に白鯨のいる朝ぼらけ桃咲く村の深きねむりに　　『夕鮎』 卓上の熟れしトマトを覆いいしフキンをはがすこの朝の風

1923～1989年　兵庫県出身 昭和期の歌人、小説家、文芸評論家、医学博士。 京都大学医学部を卒業し医師となる。内科医として病院に勤務のかたわら作品を発表。 43歳で癌を患う。仕事と長い闘病生活のなかで命をみつめ、作品を生み、深い洞察力にもとづく批評をおこなった。

生年不詳　古墳時代の皇妃。『日本書紀』では磐之媛、『古事記』では石之日売

1924～ 2017年　東京都出身。歌人。 窪田空穂くぼたうつぼ、窪田章一郎に師事し、昭和21年「まひる野」創刊に参加。妻は歌人の馬場あき子。1953年、馬場あき子と「かりん」を創刊。

岩倉具視(いわくらともみ)　 1825〜1883年　公卿・政治家。京都出身。 大海にこき出てみれはこのふねもうかへるあしのひと葉なりけり 『岩倉贈太政大臣集』