【革命の短歌】『10選』知っておきたい古典~現代短歌!

清澄白山菊

清澄白山菊

革命

文化、経済、技術、社会体制、政治体制などの変革を示すものである。

近代短歌や現代短歌が詠う革命は、国家権力の転換などの政治革命を題材にしたものが多い。

革命詠う 短歌

友も、妻も、かなしと思ふらしー/病みても猶、/革命のこと口に絶たねば。 石川啄木

革命を友とかたりつ、/妻と子にみやげを買ひて/家にかへりぬ。 土岐善麿

この一夜/遠くロシアの革命に/心を馳せて友と語れる  渡辺順三

カクメイノヨルニウマレテコシコユエソノユメカンウン(寒雲)トカタヲナラベヨ

岡井隆

革命歌作詞家に凭りかかられてすこしづつ液化してゆくピアノ  塚本邦夫

信ぜぬまま話されている革命血液銀行のドアの中でも  岸上大作

革命の疾風怒濤 旗をふる樽見! 論理を美しく研ぐ  福島泰樹

革命と恋ー神々は一対の上肢をわれに易々あたえ  三枝昂之

テレビジョン遠き革命を映す夜その明滅にひとときは棲む  加藤治郎

革命の遺産となりし透きとほるスラヴをとめの白鳥の脚  篠弘

 

 

 

 

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