服部 躬治 (はっとり もとはる)
1875年~1925年 福島県に生まれ。 歌人、国文学者。
福島県出身で上京して国学院に学ぶ。 1893年(明治26)落合直文の「あさ香社」創立に参加し、1898年(明治31)尾上柴舟らと「いかづち会」を結成し「歌文の革新を期する」ことを唱導。新派和歌運動に活躍する。
作品は旧派を脱し、浪漫的な若い情熱を歌った。やがて短歌作成より国語辞典の編纂などに活動の中心を移した。
服部 躬治 著作
1900年「恋愛詩評釈」
1901年 歌集「迦具土」
服部 躬治 短歌
君がためすてむ命を朝夕にかくいたはるもただ君がため 『迦具土』
闇かとはに。あくがれ羸れころぶせば、そはや、吾をよぶ声きこゆ、消ゆ。
(歌集未収録)
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