【ダリアの短歌】『8選』知っておきたい古典~現代短歌!

ダリア・こころ

ダリア・こころ

ダリア(テンジクボタン)

ダリア(学名:Dahlia)は、キク科ダリア属の多年生草本植物。メキシコ(グアテマラ)の高原地帯が原産地で、日本には1841年にオランダから渡来。

ダリアは、豪華で力強く咲く大輪種から、優雅な中輪種や可憐な小輪種など、品種が非常に多いです。花形のタイプによって、代表的なデコラティブ咲き、弁先が細長くなるカクタス咲きなど、10数種に分類されます。
ダリアの開花時期は6月中旬から11月にかけてですが、日本の夏は高温すぎるため、8月は咲きにくく、9月以降に花をつけるものが多く見られます。

ダリア(Dahlia) 短歌

君を見て一期の別れする時もダリアは紅しダリアは紅し 北原白秋

冬のダリアの吐血の真紅 おほきみの辺にこそ死なざらめ死なざらめ 塚本邦雄

鮮紅のダリアのあたり君がゆかずとも戦争ははじまつてゐる 塚本邦雄

抱へゆく農婦のダリア一、二本こぼれ岬に地蔵盆来る 馬場あき子

大輪ダリア黄酒よりこく咲きて湖の匂ひわれを過ぎゆく 太田絢子

自らの花の重みに折れしダリア身ひとつに壕出でしかの夏 志野暁子

ダリア畑に遊びし日あり露ふくむ青くさき花夏くれば想う 大塚善子

憤りじつと堪えてまたたけばくれなゐだりあぎざぎざに見ゆ 岡本かの子

ダリア紅

ダリア紅白

ダリア紅白

ダリア・こころ

ダリア・こころ

 

 

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