【ケイトウ(鶏頭)の短歌】『6選』知っておきたい古典~現代短歌!

黄色の久留米鶏頭

黄色の久留米鶏頭

鶏頭

鶏頭は、インドや熱帯アジアを原産とするヒユ科ケイトウ属の草花です。花の形が鶏のトサカに似ていることから「鶏頭」と名付けられました。

特徴

  • ベルベットのようなあたたかみのある質感
  • 赤やピンク、黄色など、様々な花の色がある
  • 暑さには強く、寒さには弱い

トサカ系
鶏のトサカに似て、最もケイトウらしいタイプ。
久留米ゲイトウ
トサカ状の花が折り重なるように固まって、球状になるタイプ。
羽毛ゲイトウ(プルモーサ系)
ふさふさした円錐形の柔らかな花穂が特徴。羽毛の長いものから短いものまであり。
ヤリゲイトウ(キルドシー系)
羽毛が玉状に固まって咲くタイプ。
ノゲイトウ(C.argentea
花穂は細長い円錐形。枝分かれしてたくさんの花穂をつける。

鶏頭の短歌

ひいやりと剃刀ひとつ落ちてあり鶏頭の花黄なる庭先 北原白秋

十月われをめぐり鶏頭の垣燃えて血縁の棲む界へだたれり 斎藤史

鶏頭は紅しといえど襞なせる影濃く秋のこころのやうな 蒔田さくら子

鶏頭は冷たき秋の日にはえていよいよ赤く冴えにけるかも 長塚節

奸計にふるるなかれよこの夕べ鶏頭の朱澄みて立ちけり 辺見じゅん

くれなゐの色深みつつ鶏頭の花はかすかに実を孕みたり 若山牧水

赤い久留米鶏頭

ノゲイトウ

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