【中学生】以上に知ってもらいたい短歌。『三枝 浩樹』

パンジー

三枝 浩樹(さいぐさ ひろき)

1946年~ 山梨県生まれ。歌人。本名:三枝 亨。兄は三枝 昂之。

法政大学文学部英文学科入学後、法政短歌会を結成、同人誌「風車(ふうしゃ)」を創刊。1969年同人誌「反措定」創刊に参加。1978年「かりん」に入会。

季刊誌「月光」を経て、1992年、兄の三枝昂之、今野寿美らと歌誌「りとむ」を創刊。2003年、「なまよみの歌人懇話会」を発足。2009年、「沃野」に復帰し代表となる。

70年代へとむかう時代の青春の歌で注目を浴びる。信仰と哲学による思索と、繊細な抽象感覚と即物感をあわせ持つ歌人として 知られる。

歌集『朝の歌』『銀の蝶雨』 『世界に献ずる二百の祈焉』『みどりの揺籃』など。

 

優しさを撃て 隊列のくずされてゆく一瞬の真蒼な視野 『朝の歌』

いくたびの秋をかさねて寄りゆけばみずひき今も風の花なり 『みどりの揺籃』

われの視野よりとおざかりゆくかもめ 愛失いし舞台—暗転

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