安藤野雁 (あんどうぬかり)
1815~1867年。本名:北村政美。通称 謙次・刀禰。幕末の国学者、万葉学者、歌人。
陸奥国桑折(福島県伊達郡)に生まれる。父の死後安藤家に入る。桑折代官、寺西元栄の門人となる。寺西の転勤に従って豊後日田に赴くが、移った直後に妻や元栄が急逝し当貧窮の流浪生活を送った。
安藤野雁 著書
『野雁集』
『万葉集新考』
『刀禰記』
『道の菅の根』
安藤野雁 短歌
わが顔をかべの穴よりうかがひつ鼠の友とおもふなるべし
軒端よりふりさけみれば富士のねはあまり俄にたてりけるかな
あはれなる空の蛍のゆくへかな秋風たかく吹きやしぬらむ 『野雁集』
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