革命
文化、経済、技術、社会体制、政治体制などの変革を示すものである。
近代短歌や現代短歌が詠う革命は、国家権力の転換などの政治革命を題材にしたものが多い。
革命詠う 短歌
友も、妻も、かなしと思ふらしー/病みても猶、/革命のこと口に絶たねば。 石川啄木
革命を友とかたりつ、/妻と子にみやげを買ひて/家にかへりぬ。 土岐善麿
この一夜/遠くロシアの革命に/心を馳せて友と語れる 渡辺順三
カクメイノヨルニウマレテコシコユエソノユメカンウン(寒雲)トカタヲナラベヨ
岡井隆
革命歌作詞家に凭りかかられてすこしづつ液化してゆくピアノ 塚本邦夫
信ぜぬまま話されている革命血液銀行のドアの中でも 岸上大作
革命の疾風怒濤 旗をふる樽見! 論理を美しく研ぐ 福島泰樹
革命と恋ー神々は一対の上肢をわれに易々あたえ 三枝昂之
テレビジョン遠き革命を映す夜その明滅にひとときは棲む 加藤治郎
革命の遺産となりし透きとほるスラヴをとめの白鳥の脚 篠弘
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