香川ヒサ(かがわ ひさ) 歌人紹介

香川ヒサ(かがわ ひさ)

1947年~ 神奈川県横浜市出身。歌人。

1970年 「白日」に入会し作歌を始める。ブランク 期間をおき、1984年「好日」入会。知性をベースにした逆説的な認識を短歌に導入し、短歌的抒情とは正反対のベクトル のオリジナリティーあふれる文体を確立。

当面の危機あらじとふ誰ひとり気づかぬ危機は当面あらじ 『マテシス』

吹き抜けのロビーに立つ樹木影など作らぬやうに照らされながら

神はしも人を創りき神をしも創りしといふ人を創りき 『ファブリカ』

高き塔空に伸びゆくこの国に大悪あらず神在さねば

滅びつつありしギリシャの歴史家はローマ勃興のさまを記せり

 

撮影ろいち

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