アオキ
肌は内臓の鏡。肌健康を保つ民間療法とは。
昔から皮膚は内臓の鏡と言われていますが、体の中で起こる病気が皮膚に現れ、皮膚の状態から内臓診断の糸口が得られることもよくあります。
肌荒れが、体の中の不調が原因だというのも頷けます。
健康な人の皮膚は美しい肌色をしていますが、病気の人の肌は沈んだ色をしているものです。
皮膚が黄色くなる黄疸は肝臓系統に故障があるためです。
癌の患者は皮膚が土色を帯びます。
肺の悪い人は顔色が青白くて両頬が紅潮。
腎臓病の人は浮腫で青白くなります。
糖尿病、腎臓病、喘息などの患者に、治りにくいかゆみのある皮膚症をおこすこともあります。
円形脱毛症なども、ストレスとは別に疲労や睡眠不足、血管や内臓疾患が要因とも言われています。
また皮膚と消化器とは特に密接な関係がありますから、便秘をしないこと食べ物に気をつけることが大事。
一般的に皮膚病の時は塩分を控え、脂肪も制限します。お茶やコーヒーは神経を興奮させるので、かゆみのある時は有害ですし、酒も皮膚の炎症を強め、かゆみを増すことになるので禁じるべきです。
乳幼児は食べ過ぎからの発疹ができる場合もあります。
アオキ 皮膚病、切り傷擦り傷などの万能薬
アオキは日本特有の常緑低木で山地に自生する他、庭木にもされています。
アオキは葉と茎が青々としています。
果実は紅色です。冬の間についている赤い果実が美しいことから、庭木や公園樹としての利用も多い。
薬用として葉の部分で殺菌、消炎作用の効果があり炎症、やけど、切り傷に用い皮膚病、外傷の万能薬といわれます。
使用方法
アオキの生葉10枚ほどを水洗いしてから軽く揉み、風呂に入れて入浴します。
キハダ 消炎抗菌作用に優れている
キハダは山地に生えるミカン科の落葉高木です。中国植物名(漢名)は、黄柏(おうばく)といいます。
近年は薬用としての需要も多く栽培も盛んです。
7月~8月の開花期に枝の先に小さな白い花をたくさんつけ、丸い果実は熱すると黒くなります。
枝の表皮と木部の間には黄色の内皮があり薬用とするにはこの部分です。黄柏(おうばく)の由来とされています。
消炎抗菌作用に優れ、腹痛下痢などに用いられるほか解熱として用いられています。
使用方法
キハダの粉末をフライパンできつね色に炒って、ごま油で軟膏のように塗り、布にも伸ばして患部に貼ります。
キハダ
その他の民間療法
- 桃の葉お風呂に入れて入浴する。
- ニワトコの若芽の煎汁で患部を1日2~3回洗う。
- 草津温泉の湯の花を入れた風呂に入浴する。
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