大伴旅人(おおとものたびと)

大伴旅人(おおとものたびと)

天智4(665)~天平3(731)

飛鳥時代から奈良時代にかけての公卿(政治家)歌人

あな醜賢みにくさかしらをすと酒飲まぬ人をよく見ば猿にかも似る 『万葉集』

沫雪あわゆきのほどろほどろに降り敷けば平城ならみやこし思ほゆるかも

いかにあらむ日の時にかもこゑ知らむ人の膝 の上我へわが枕かむ

さかしみと物言ふよりは酒飲みてひ泣きするし優りたるらし

昔見しきさの小川を今見ればいよよさやけくなりにけるかも

世の中はむなしきものと知る時しいよよますます悲しかりけり

わが園に梅の花散るひさかたのあめより雪の流れ来るかも

 

花

撮影roichi

 

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