中心の介護者をきょうだいやチームで支えよう!
在宅介護では中心となって高齢者のケアをする介護者を、介護にあたるみんなで支えたいものです。
中心介護者の配偶者や子供達、きょうだいが話し合い協力しあって、介護者の負担を軽くしましょう。
何よりも体が資本です。無理をしていないか。体調はどうか気を配り支えていきたいものです。
休日は何よりのプレゼントになります。
親の介護は嫌じゃないけれど、毎日の事だから正直つらい時もある。
仕事も忙しいし、子育て中の妻に大きな負担もかけられない。
僕は離れて暮らしているし、簡単に帰れないな。
大変なのは分かるわ。私も小さい子供がいるの。
でも、何かできる事があるはず・・・・・
1.介護者の健康を守る
高齢者の健康状態と同様に、介護者の健康も重視したいものです。毎日の介護ストレスが積もり積もると体調に変化が出てしまい、それが悪化すると「介護うつ」になりかねません。
介護者は自分の健康をもっと大事に考えなければなりません。
爆発する前に介護を支えるチームの中で悩みを話し、困ったら専門家に相談しましょう。
2.離れて暮らしていても
遠くで暮らす親が倒れた。さてどうする?
核家族化が進展する今、離れて暮らす家族を通いで介護する「遠距離介護」を余儀なくされるケースが増えています。
引き取りたくても親が地元を離れたがらない場合も多く、また住宅の事情で引き取り(呼び寄せ)介護が厳しい場合も少なくありません。
遠距離介護をすると決めたら兄弟姉妹と連絡を取り、主介護者とサポートするチームを決めます。主介護者はケアマネージャーと密に連絡を取り、ご近所とコミュニケーションを図ります。
サポートする兄弟は、こまめに電話をかけたり、顔を見に行ったりと、できる範囲でサポートします。
3.お金をオープンにし足りない分はみんなで負担
きょうだい全員が、親の住む自治体に高齢者向けサービスをまとめた冊子やパンフレットを郵送してもらい、自治体独自のサービスを知ることも大事です。
離れて暮らす家族でも、普段からお金の話をオープンに出来ていれば、誰がどのように負担するのかを話し合うのも容易。
親が元気なうちに社会保険証書や預金通帳、家の権利書や実印などの保管場所について、さりげなく聞いておきましょう。
4.使えるサービスは全て使う
親も介護者も現在の生活を継続できる遠距離介護ですが、交通費の問題は避けて通れません。
ケアプランの確認でケアマネージャーと面談するだけでも、月1回の帰省が必要となるからです。
規制に伴う経済的、時間的、体力的な負担は大きく、ストレスによる精神的負担も見逃せません。
介護は終わりが見えないものです。
無理のない介護計画を立て、共倒れにならないよう、きょうだいで話し合いをしておきます。
スポンサーリンク
コメント