福田 栄一 (ふくだ えいいち)
1909年~1975年 東京生まれ。 大正~昭和の歌人。
東京府立第一商業卒業。東洋大学中退。東京府立第一商業時代に小泉苳三に出会い師事する。「ポトナム」に入会。 1930(昭5)年、21歳のときに出した 『冬艶曲』は陰影に富んだ技法で当時の歌壇に新風を巻き起こす。
1940(昭5)年「ポトナム」編集発行人。『新風十人』に参加。1946年に「古今」創刊。「中央公論」の編集にも携わる。日本出版会主事「ユネスコ新聞」編集長など。
福田 栄一 歌集
歌集 『冬艶曲』
歌集 『ひとりあそび』
『福田栄一全歌集』全1巻
福田 栄一 短歌
岩蔭の澱に浮ける死魚をとぢ冰は青く昏れのこりけり 『冬艶曲』
くらやみの冰の底に夜を游ぐ眼あきしまゝの魚をおもへり
散りつくしもう落葉なき陰庭の土見てをりぬこの世のものを 『ひとりあそび』
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