【河野小百合】『3選』知っておきたい古典~現代短歌!

久留米ケイトウ

久留米ケイトウ

河野小百合(こうのさゆり)

1963年~山梨県生まれ 歌人。

1984年に山梨英和短期大学で英文学を学び、1985年に「みぎわ短歌会」という短歌のグループに参加。その後、彼女は短歌の才能を開花させ、1995年には第6回歌壇賞を受賞。

河野小百合の最初の歌集『私をジャムにしたなら』は、1996年に出版されました。この作品では、日常の出来事や感情を詩的に表現し、多くの人々に共感を与えました。続いて、2005年『マリアのいない夏』という歌集を出版し、さらに彼女の独自の世界観を広げました。そして、2021年には第3歌集『雲のにおい』を発表し、彼女の短歌の魅力がさらに深まったことを示しています。

河野小百合の短歌は、シンプルな言葉の中に深い感情や思いを込めており、読む人の心に響く作品ばかりです。彼女の歌集を読むことで、普段の生活の中に隠れている特別な瞬間を見つける楽しさを感じることができます。

河野小百合 短歌

閲覧室の硝子の外を浮遊する蛍のごときさくら花風 『私をジャムにしたなら

E線を弾きつつくらく筋肉をもりあげてゆく中年の肩  『雲のにおい』

コンサートマスターのその相槌にわたしの呼吸も整いてゆく  『雲のにおい』

 

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