橋本 徳寿 (はしもと とくじゅ)
1894年~1989年 神奈川県横浜市生まれ。歌人、造船技師。
苦学して水産講習所助手となり、造船技師となる。後に(社)大日本水産会技師として木造船の技術指導に力を注ぐ。短歌は、石川啄木の影響を受けて始め、土岐善麿(哀果)の指導を受ける。しかし、プロレタリア短歌や自由律になじめずにいた。大正末期に古泉 千樫に師事する。1927年(昭和2)千樫没後、青垣会を結成、編集発行人となる。現代歌人協会創立時より理事。
作品は、生活実感をもとに写実的に自己を表現している。
橋本 徳寿 著作
歌集
『船大工』
『太石集』
『赤帝集』
『竹院集』
『海峡』
『岑』
『流域』
『ラテン草房』
『桃園』
『虚』
『黒』
橋本 徳寿 短歌
国をあげて戦ふ今日し樺太の封鎖炭田にわれは立ちたり 『海峡』
たたかへば勝つとたかぶる人の子らの命無慙なる現実こそ見め
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