【東 直子】『6選』知っておきたい古典~現代短歌!

タイム

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東 直子 (ひがし なおこ)

1963年~ 広島県生まれ。 歌人、小説家、脚本家。

神戸女学院大学家政学部食物学科卒業。姉の小林久美子も歌人。1991年、加藤治郎の紹介で未来短歌会に入会。岡井隆に師事。1993年、歌人集団「かばん」同人。1996年「草かんむりの訪問者にて」で、第7回歌壇賞受賞。 歌集に『春原さんのリコーダー』『青卵』『東直子集』『十階-短歌日記2007』。

東 直子 歌集

1996年 第1歌集『春原さんのリコーダー 』 本阿弥書店

2001年 第2歌集『青卵』 本阿弥書店

2003年 選歌集『東直子集』  邑書林

2010年 第3歌集『十階-短歌日記2007』 ふらんす堂

東 直子 短歌

 駅長の頬染めたあと遠ざかるハロゲン・ランプは海を知らない 『春原さんのリコーダー』

おねがいねって渡されているこの鍵をわたしは失くしてしまう気がする

たった一つのねがいをれた胸蒼くかたかたと飲むアーモンド・オ・レ

特急券を落としたのです(お荷物は?)ブリキで焼いたカステイラです

日常は小さな郵便局のよう誰かわたしを呼んでいるよな

春がすみ シュークリームを抱えゆく駅から遠いともだちの家

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