村上 一郎 (むらかみ いちろう)
1920年~1975年 東京生まれ。 思想家、文芸評論家、歌人、小説家。
栃木県宇都宮市で育ち旧制宇都宮中学校(現栃木県立宇都宮高等学校)を経て、東京商科大学(現・一橋大学)予科に進学。
短詩型文学に造詣が深く、現代短歌について積極的な提言をした。「無名」を創刊。山中智恵 『みずかありなむ』、百々登美子『翔』などが出た。
『日本のロゴス』などにおいて、短歌を近代文芸史の中に正当な位置づけに一役買う。
晩年に思想の根源において共鳴し合った三島由紀夫の追悼歌を含む歌集『撃攘』がある。
村上 一郎 歌集
1971年 歌集『撃攘』 思潮社
村上 一郎 短歌
憂ふるは何のこころぞ秋の涯はからまつも焚け白樺も焚け 『撃攘』
げに花は落つるものなり理りをまひる静かに知るはかなしも
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