時田 則雄 (ときた のりお)
1946年~ 北海道帯広市出身。歌人。農場経営者。
北海道帯広農業高等学校、帯広畜産大学別科草地畜産専攻修了。父の後を継ぎ農場経営を行う。石川啄木に影響され、はじめた短歌は、その生活から生まれる骨太な男の歌に特徴がある。野原水嶺に師事。『北方論』など高い評価を受ける。歌誌『辛夷』主宰。
1980年「一片の雲」50首で角川短歌賞受賞
1982年『北方論』で現代歌人協会賞受賞
1986年『凍土漂泊』で第2回北海道新聞短歌賞受賞
1992年「辛夷」発行人
1999年「巴旦杏」20首で第35回短歌研究賞受賞
2009年 歌集『ポロシリ』で読売文学賞および芸術選奨文部科学大臣賞受賞
2012年 北海道文化賞受賞
2014年 地域文化功労者表彰
時田 則雄 著作
- 1982年 北方論 歌集 雁書館
- 1985年 緑野疾走 歌集 雁書館
- 1986年 凍土漂泊 歌集 雁書館
- 1991年 十勝劇場 歌集 雁書館
- 1993年 時田則雄歌集 砂子屋書房 (現代短歌文庫)
- 1997年 夢のつづき 歌集 砂子屋書房
- 1999年ペルシュロン 歌集 ながらみ書房
- 1999年 北の家族 エッセイ 家の光協会
- 2003年石の歳月 歌集 雁書館
- 2005年 野男の短歌流儀 エッセイ 本阿弥書店
- 2005年 歌の鬼・野原水嶺秀歌鑑賞 短歌研究社
- 2006年 野男伝 歌集 本阿弥書店
- 2008年 ポロシリ 歌集 角川書店 (角川短歌叢書)
- 2008年 続時田則雄歌集 砂子屋書房 (現代短歌文庫)
- 2012年 オペリペリケプ百姓譚 歌集 短歌研究社
- みどりの卵 歌集 ながらみ書房
- 陽を翔るトラクター 農文一体 エッセイ 角川書店
- 樹のように石のように ポロシリ庵雑記帖 エッセイ 十勝毎日新聞社
- エゾノギシギシ 歌集 現代短歌社
- 樹のように石のようにⅡ ポロシリ庵雑記帖 エッセイ 十勝毎日新聞社
〈参考資料フリー百科事典〉
時田 則雄 短歌
汗のシャツ枝に吊してかへりきしわれにふたりの子がぶらさがる『北方論』
二十年二十度鋤く土の香のその新鮮を誰に 告ぐべき 『十勝劇場』
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