島田 修三(しまだ しゅうぞう)
1950年~ 神奈川県出身。 歌人、国文学者、日本古典文学研究者。歌誌「まひる野」運営委員。
1975年横浜市立大学文理学部日本文学専攻卒業。早稲田大学大学院で専攻は万葉集。窪田章一郎の指導を受けたことを機に作歌を志す。 「まひる野」に入会。1982年早稲田大学大学院博士課程中退。在学中に「短歌研究会」に所属。内藤明、小島ゆかり、米川千嘉子らと活動。
文学以外にも社会思想・歴史・現代風俗に至る知識をもと に鋭い批評性とユーモア精神を発揮する。 『晴朗悲歌集』など40代に入ってから次々と歌集を刊行。
島田 修三 短歌
荒れ野ひとつ精神にひろがる酔ひ醒めやしばらく俺は荒れ野に遊ぶ 『晴朗悲歌集』
大学の危機とかなんとか悲壮にてチョーチ一ン持ちは内マタに去る
〈地球に優しい〉などとはよくも言ふわれら優しく滅ぶるほかなし
はつなつのあした団地の丘陵さかる父の群れ見ゆ陽炎ひて見ゆ
百千足るあつぱあみどるのガラクタにあふれ楽しも東急ハンズ
島田 修三 著作
- 『晴朗悲歌集』砂子屋書房 (1991年)
- 『離騒放吟集』砂子屋書房 (1993年)
- 『東海憑曲集』ながらみ書房 (1995年)
- 『風呂で読む近代の名歌』世界思想社 (1995年)
- 『古代和歌生成史論』砂子屋書房 (1997年)
- 『短歌入門 基礎から歌集出版までの五つのステージ』池田書店 (1998年)
- 『島田修三歌集』砂子屋書房〈現代短歌文庫〉 (2000年)
- 『シジフオスの朝 歌集』砂子屋書房 (2001年)
- 『「おんな歌」論序説』ながらみ書房 (2006年)
- 『東洋の秋 歌集』ながらみ書房 (2007年)
- 『蓬歳断想録』短歌研究社 (2010年)
- 『帰去来の声』砂子屋書房〈現代三十六歌仙〉 (2013年)
- 『古歌そぞろ歩き』本阿弥書店 (2017年) 〈参考: ウィキペディア〉
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