【吉田 正俊】『3選』 知っておきたい古典~現代短歌!

デンマークカクタス

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吉田 正俊 (よしだ まさとし)

1902年~1993年 福井県に生まれ 歌人。実業家。

旧制福井中学校(現福井県立藤島高等学校)東京帝国大学法学部卒業。 1925年、大正末期に「アララギ」に入会。土屋文明に師事。

土屋文明の社会的人間的な現実歌風を学び、斎藤茂吉の豊かな歌風も取り入れ、独自の世界を築いた。

吉田 正俊 歌集

1941年 歌集『天沼』 墨水書房  アララギ叢書のち短歌新聞社文庫

1952年 歌集『黄茋集』 白玉書房

1970年 歌集『霜ふる土』 白玉書房

1975年 歌集『流るる雲』 白玉書房

1976年 吉田正俊歌集『草の露』 九州点字出版所

1987年 歌集『朝の霧』 石川書房

1994年 歌集『過ぎゆく日々』 吉田ハル編  石川書房

1995年 『吉田正俊全歌集』 吉田ハル編  石川書房

吉田 正俊 短歌

死を告げ来し電報がポケットにありけるをづたづたに破り捨てたり 『天沼』

敏感に反応するのをいやしめて日のある中に帰り来にけり 『霜ふる土』

この一人を貶めて保つ組織のことさみしみ思ふ今日聞きしかば 『流るる雲』

 

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