不必要なものを取り付けないコツ!
デイサービスやショートステイを併用しながらや、在宅で介護をする場合、要支援・要介護者にとって暮らしやすい住環境に整えることが必要です。
心配や事前に準備をしすぎて実際には使わないものを揃えたり、必要のないところに手すりを取り付けてしまったケースもよくあります。何が必要で何が必要でないかよく検討しましょう。
生活動線を考える
主婦などが、台所や洗濯場を効率よく家事が行えるように動線を想像したリフォームを考えるのと似てます。
歩行器などで歩行が可能なら、自室では置いてある家具を利用して、伝い歩きができることもあります。
トイレも歩行器を使って自室に戻ってくる動線が見えれば、ポータブルトイレや手すりは最低限にして、トイレのドアや便座の高さに改修をした方が良い場合もあります。
浴室内でも動線を想像してから、手すりの位置や数を決め、必要な入浴補助用具を決めます。
同じく、介護用ベッドも、本人の動線の方向を考えて配置します。昇降機能が付いたベッドを用意しても、部屋が狭いために機能を活用できないこともあります。事前に部屋の広さを確認する必要があります。
悪質なリフォーム業者に注意
住宅の改修が必要な場合は、利用者本人の状況をきちんと理解して相談に乗ってくれる事業者に頼みましょう。
知り合いの業者に心当たりのない場合は、ケアマネージャーに相談しましょう。介護保険による改修を多く手がけている業者や、リフォームも手掛けている福祉用具レンタル業者からの情報も参考になります。遠慮なく話をしてみてください。
最近は、お年寄りの一人暮らしの家に言葉巧みに強引に入り込んだり、親切を装ってリフォームを進めたりする悪質な詐欺事件が増えています。
業者選びは慎重に、ケアマネージャーや地域包括センターに相談してください。
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