【中学生】以上に知ってもらいたい短歌。『西園寺公経』

山茶花

西園寺 公経(さいおんじ きんつね)

1171~1244年 内大臣・藤原実宗の子で、元は 藤原公経(ふじわらきんつね)。西園寺家の祖。平安時代末期から鎌倉時代前期にかけての公卿・歌人。

 

もみぢ葉をさこそ嵐のはらふらめこの山本も雨とふるなり『新古今和歌集』

 

新古今和歌集(しんこきんわかしゅう)

鎌倉時代初期に編纂された勅撰和歌集。全二十巻、約二千首。艶麗な歌風で余情美を重んじている。第八番目の勅撰和歌集。略して『新古今集

古今集』の伝統を受け継いだ上で新たな方向性を目指す意味で名付けられた。

後鳥羽院の院宣いんぜんによって、撰者は源通具、藤原有家、藤原定家、藤原家隆、藤原雅経、寂蓮の六人が当たるが、実質的中心者は後鳥羽院自身。

 

 

古今和歌集(こきんわかしゅう)

平安時代前期の勅撰和歌集。全二十巻。勅撰和歌集として最初に編纂された。

漢詩文全盛から国風尊重へ 史的評価時代の流れを変えた最初の勅撰和歌集として、後世まで最も尊重された。韻文・散文を問わずのちの文学に与えた影響は大きく、歌の規範とされた。

また、仮名で書かれた書物が公的な性格を与えられたことは、平安文学全般にとっても重要な意味をもつ。紀貫之の仮名などを用いた優序は本格的な文学論であり、六歌仙の評にみられる。

 

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