【ムクゲ(木槿)の短歌】『9選』知っておきたい古典~現代短歌!

木槿 むくげ ピンク

木槿 むくげ ピンク

ムクゲ(木槿)

ムクゲは中国など東アジア原産の落葉低木。暑く花の少ない季節に、次々と大きな花を咲かせます。別名ハチス。木はちす、花木槿とも呼ばれます。韓国の国花。 花の形は一重と半八重、八重など。葉は厚みが薄くひし形で、大きめの鋸歯があります。耐寒性が強く、冬は落葉して越冬します。

ムクゲ(木槿)の短歌

雨はれて心すがしくなりにけり窓より見ゆる白木槿の花 斎藤茂吉

路のべに咲ける木槿にむかひあひ言葉なき花に聴く 窪田章一郎

梅雨のあめみなぎらひゆく用水路木槿咲きたり幾ところにも 扇畑忠雄

暑とならむ朝の枝に木はちすの一重の白き花濁りなし 野北和義

ひしめきあひ茂るあはれもしらじらと木槿は咲きぬ朝の光に 小市巳世司

花終る百日紅としろたへの木槿とみえて朝ごとの窓 遠山光栄

青天へ日々新しき花を噴き何か言ひたげ庭のむくげも 浜田蝶二郎

木の花は白をよしとすさえさえと木槿の花は咲きさかりたり 阿久津善治

ひとり来て逆光の中なる花むくげ触れむとぞわれは水をまたぎぬ 河野裕子

木槿 むくげ 白

木槿 むくげ 白

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