【高齢者】物忘れ以外のさまざま症状。

老夫婦

認知症の症状とは

認知症では物忘れ(記憶障害)以外にも様々な症状が現れます。

 

認知症では物忘れ(記憶障害)以外にも様々な症状が現れます。それは誰にでも起こる「中核症状」と周囲との関わりで良くなったり悪くなったりする「行動・心理症状」の二つです。

 

 

 

中核症状

脳の神経細胞の働きが低下することによって直接起こる症状で、次のようなものがあります。

ついさっきの出来事を忘れる

「食べた物を忘れる」といった老化に伴う物忘れとは違い、認知症では食事をしたこと自体を忘れてしまいます。

時間、場所、季節、人をきちんと認識できなくなる

「今日の日付は」「季節が春から春か秋か」「そこの角を曲がると自宅がある」といった感覚が低下します。目の前にいる人が家族だということが、わからなくなる人もいます。

判断力理解力の低下

食事が作れなくなったり、お釣りの計算ができなくなったり、会話の内容が理解できなくなったりします。また服を着るなどの単純な行為が出来なくなったり、家電製品をうまく使えなくなったりします。

 

物忘れおばあさん

行動・心理症状

行動・心理症状は、興奮、暴力、妄想など、認知症に伴う行動と精神の症状で、 BPSD とも呼ばれます。認知症の人の約8割に見られ、介護する家族のストレスを生む大きな原因となります。また脳細胞の働きの異常と本人が置かれている環境や、人間関係、性格などが絡み合って起きてくるため、症状は人それぞれに異なります。周辺症状の多くは適切な治療や介護によって軽くすることができます。

 

次のような困った事が起きたら、早めにかかりつけ医に相談しましょう。

 

抑うつ

これまでできたことができなくなるため、本人の気持ちが落ち込みます。何に対しても興味が持てなくなり、落ち込んだり食欲が低下したりします。認知症のごく初期に現れます。

妄想

「家族がサイフを盗んだ」「隣の家の外壁に家の屋根の雪がぶつかった」など現実では起きていないことを信じて疑いません。本人は確信しているので、いくら反論しても理解してくれません。妄想の矛先は、多くの場合身近な家族に向かうため、対応が非常に難しい症状です。

過食

食事をした直後に「食べていない」というので食事を出すと、ペロリと食べてしまいます。求めるままに食事を出していると、健康を損ねてしまう恐れがあります。逆に食事に関心のない【拒食】もあります。

幻覚

「家の中に小人が入ってくる」という【幻視】音がしていないのに音や声が聞こえる【幻聴】があります。本人には、実際に見えたり聞こえたりしているので、それを否定すると介護者との信頼関係が損なわれてしまう場合もあります。

興奮

性格が変わったように周囲の口添えなどにおこりっぽくなったり、ちょっとしたことで手を上げたりします。また不安定な高まりから興奮状態になる人もいます。

徘徊と迷子

認知症が進むと現れる症状です。家族が気づかないうちに外へ出て迷子になることがよくあります。目的もなく歩き回るように見えますが、生まれた家に帰りたいなど、本人なりの目的があることもしばしばあります。

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