【介護保険】サービス　介護サービス事業所の探し方と選び方のコツ

事業所とサービス内容を調べる

基本的に在宅でサービスを利用する時は、ケアマネージャーと相談し、利用者と家族の希望、体の状態、家族の介護力、住環境などを踏まえ、地域の介護サービス事業所のケアプラン（介護計画）を作ります。

ケアマネージャーがプランを作るのですが、実際に生活や介護をするのは利用者とその家族です。

ケアマネージャー任せにするのではなく、どのようなサービスがあり近くにどんな事業所があるのかを知ることが大事です。

サービスを利用する事業所等は契約を交わすことになりますから、ケアマネージャーから情報を得たりネットで検索したりして利用してみたい事業所があったら実際に見学し、自分の目で確認することをお勧めします。

デイサービス・デイケアで選ぶポイントとして抑えたいのは次の項目です。

小規模のデイサービスは利用者や職員が少ないのでアットホームな雰囲気。

一方、雰囲気や相性が良くないと通いにくくなるケースもあるかもしれません。

大規模なデイサービスは色々なプログラムから好みのものを選ぶことができ、利用者が多いので、その中で気の合う人を見つけやすいです。

大きすぎて落ち着かない利用者や職員の顔が覚えにくいなどで利用者の好みに合わないこともあります。見学してどんな雰囲気か確かめてみましょう。

デイケアは理学療法士や作業療法士などから機能回復訓練を受けることができます。

専門的な内容がプログラムにあることはもちろん、本人のやる気を引き出すような精神的なケアをしてくれるかどうかも選ぶポイントになります。

営業日や営業時間も施設によって異なります。

食事や入浴方法、機能訓練や趣味を楽しむプログラムの内容など利用者に合いそうか確認してみましょう。

利用料は要介護度によって決まっていますが、それ以外に食事代やおやつ代、趣味に使う材料費など事業所によって異なります。1日いくらくらいかかるのか確認しておくとよいでしょう。

ショートステイを選ぶポイントとして抑えたいのは次の項目です。

ショートステイには利用者の状態が安定している時に利用する「短期入所生活介護」と医療的な管理が必要な時に利用する「短期入所療養介護」の2種類があります。

形態には「単独型」「併設型」「ユニット型」があります。それぞれ個人負担額は異なりますので確認が必要です。

入所している間に、タバコなど利用者の嗜好品を楽しめるかどうかも確認しておきましょう。

ショートステイも事前に見学をして自分の目で確かめることをお勧めします。

食事の介助やレクリエーションの様子、スタッフの話し方や他のスタッフとのコミュニケーションの取り方などを観察し、施設の雰囲気が利用者に合っているか判断する材料にしましょう。

お住まいの近くにある事業所は、厚生労働省の検索サイトで調べることができます。