百人一首百人一首十三番「陸奥のしのぶもぢずり」解説と【河原左大臣】の生涯 古今の恋歌のなかでも「誰のせいで自分の心が乱れたのか」という主張は大胆で率直。時代背景や社会のしがらみを超え、現代人にも深く共感される一首です。 2025.05.14百人一首
百人一首百人一首第十三番【陽成院】『筑波嶺の峰より落つる』徹底解説。 情熱と純真が交錯する一首が、陽成院の「筑波嶺の峰より落つるみなの川 恋ぞつもりて 淵となりぬる」です。恋心の高まりを「筑波山から流れ落ちる川の水」に、募る思いの深さを「淵」と結びつけ、ひとつの情景として結晶させた本歌は、今も多くの人の心を捉えて離しません。 2025.05.13百人一首
百人一首【僧正遍昭】「天つ風」の読み解き方と五節の舞姫の華やぎ。 この歌は、宮中の祭礼で舞う五節の舞姫たちの美しさを天女にたとえ、伝説の幻想を交えて詠まれました。はかなくも華やかな舞姫の姿に、一瞬でも永遠を願う心。空に吹く風にさえ「どうか天女の帰り道を閉ざし、もう少しその姿をとどめてほしい」と呼びかける、感動と願望が詰まった作品です。 2025.05.12百人一首
百人一首「逢坂の関」の意味と【蟬丸】の謎に迫る—百人一首名歌解説 日本には、季節や人生の移ろいを巧みに歌い上げた和歌の名作が数多く存在します。その中で、百人一首十番の歌、盲目の世捨て人・蟬丸が詠んだ一首は、旅路の途中で人々が行き交う逢坂の関を舞台に、人の世のはかなさ、そして出会いと別れの複雑な情感を見事に映し出しています。 2025.05.10百人一首
百人一首【安倍仲麿】「天の原ふりさけ見れば」の深い意味と古今集の世界を解説! 遠く異国の地で故郷の月を仰ぎ見た歌人・安倍仲麿の歌があります。日本人なら誰もが一度は耳にしたことがある、「天の原ふりさけ見れば春日なる 三笠の山に出でし月かも」。この歌に込められた想いは、実は千年以上の時を超えて、現代の私たちの心にも静かに届きます。 2025.05.07百人一首
百人一首かささぎの橋に降る霜の美と謎~【中納言家持】百人一首・新古今集を解説 百人一首の中でも幻想的な美しさを湛える「かささぎの渡せる橋に置く霜の 白きを見れば夜ぞ更けにける」。本歌の作者とされる中納言家持は、宮廷に生きた人生とともに、時代の流れや文化の交錯を繊細な感覚で詠み上げました。 2025.05.06百人一首
百人一首百人一首【秋の田のかりほの庵】天智天皇|現代語訳・語句と徹底解説 百人一首の冒頭を飾る「秋の田のかりほの庵(いお)のとまをあらみ わがころもでは露にぬれつつ」は、長く親しまれている日本の古典和歌です。この歌は、単なる文学作品にとどまらず、農民への思い・政治と暮らしのつながり・作者の人生観まで、実に多くの情報が込められています。 2025.05.01百人一首
古典~現代短歌【中学生】以上に知ってもらいたい短歌。『小式部内侍』 小式部内侍(こしきぶのないし)1000頃~ 1025年 平安時代の女流歌人。父は橘道貞、母は和泉式部。女房三十六歌仙の一人。母の和泉式部と共に一条天皇の中宮・彰子に出仕した。 2021.01.10古典~現代短歌