古典~現代短歌坂上是則『朝ぼらけ』吉野の白雪を詠む名歌解説 坂上是則作「朝ぼらけ有明の月と見るまでに 吉野の里に降れる白雪」は、一見するとただ美しい冬景色を描いただけですが、その背後には作者自身の日常、公務生活、大和国赴任中という具体的状況があります。そして何より、その情景への鋭敏な観察力と繊細な表現力こそ、この短歌最大のみどころでしょう。 2025.10.07古典~現代短歌百人一首