百人一首かささぎの橋に降る霜の美と謎~【中納言家持】百人一首・新古今集を解説 百人一首の中でも幻想的な美しさを湛える「かささぎの渡せる橋に置く霜の 白きを見れば夜ぞ更けにける」。本歌の作者とされる中納言家持は、宮廷に生きた人生とともに、時代の流れや文化の交錯を繊細な感覚で詠み上げました。 2025.05.06百人一首
古典~現代短歌【月を詠む心の変遷14選】 恐れる神から風雅な友へ― 日本人と月の千年物語 日本文学における月のイメージは、時代とともに大きく変遷してきました。最古の文献『日本書紀』では、月読命という荒々しい男性神として描かれ、その凶暴な性格ゆえに夜の世界へ追放されたとされています。この時代、月夜は人々にとって恐怖の対象でした。 2025.03.15古典~現代短歌