古典~現代短歌【大江千里】『1選』 漢詩と和歌を融合させた平安の知性 大江千里は、平安時代前期を代表する貴族・歌人・学者として知られています。生没年は明確ではありませんが、おおよそ850年頃から905年頃と推定されています。彼は参議・大江音人(おとんど)の三男として生まれました。一説によれば父の大江音人は阿保(あぼ)親王の落胤とされ、そのため在原業平・在原行平といった著名な歌人は大江千里の叔父にあたるという血縁関係があったとされています。 2020.08.13古典~現代短歌