古典~現代短歌 小名木綱夫(おなぎつなお) 小名木綱夫(おなぎつなお) 1911年8月11日~1948年3月19日 東京都出身。歌人。 梅干の含む酸味のあまくして熱のぼりゆく午后四時頃を 『太鼓』 押入れの漆の闇からいでて来る春の蚊なれば刺すこともなし 敗戦をはぐらかすものなべて地に... 2020.09.07 古典~現代短歌
古典~現代短歌 落合直文(おちあいなおぶみ) 落合直文(おちあいなおぶみ) 1861~1903年 宮城県出身。 歌人・国文学者。 仙台藩筆頭家老鮎貝盛房あゆかいもりふさの二男。後に落合家に養子となる。伊勢神宮教院、東大古典講習科を経て第一高等中学校で教師となる。『日本文学全書』『ことば... 2020.09.06 古典~現代短歌
古典~現代短歌 落合京太郎(おちあいきょうたろう) 落合京太郎(おちあいきょうたろう) 1905年9月26日~1991年 静岡県出身。 歌人。 ビール箱に本つめて下宿を移りあるきぬ新しき生活は我も願ひき 『落合京太郎歌集』 撮影ichiro 2020.09.05 古典~現代短歌
古典~現代短歌 尾崎左永子(おざきさえこ) 尾崎左永子(おざきさえこ) 1927年11月5日~ 東京出身。歌人。 戦争に失ひしもののひとつにてリボンの長き麦藁帽子 『さるびあ街』 冬の苺匙に圧おしをり別離よりつづきて永きわが独りの喪 ゆくりなく放たれし赤き風船が雲に近づきながらかが... 2020.09.04 古典~現代短歌
古典~現代短歌 刑部垂麻呂(おさかべのたりまろ) 刑部垂麻呂(おさかべのたりまろ) 生没年不詳 飛鳥時代の歌人。 百足ももたらず八十隈坂やそくまさかに手向たむけせば過ぎにし人にけだし逢はむかも 『万葉集』 撮影ichiro 2020.09.03 古典~現代短歌
古典~現代短歌 奥村晃作(おくむらこうさく) 奥村晃作(おくむらこうさく) 1936年6月14日~ 長野県出身。歌人。 抑へても抑へても激つ火の海を裡に抱へて生活者われ 『三齢幼虫』 その四肢を宙に張りつつ猫飛べりきさらぎの朝の凍てし路の上 めすくぢら横たはるごと両脇に子を従へて妻眠り... 2020.09.02 古典~現代短歌
古典~現代短歌 荻原裕幸(おぎはらひろゆき) 荻原裕幸(おぎはらひろゆき) 1962年8月24日 ~ 愛知県出身。 歌人。 街路樹の若葉わがこころの若葉ふれあひていま春過ぎむとす 『青年霊歌』 誰も知らぬわれの空間得むとして空のままコインロッカーを閉づ ネ口のごとわれは見おろす誕生日卓... 2020.09.01 古典~現代短歌
介護 フレイル健診(認知機能生活習慣15項目)と予防! フレイル検診の質問内容と予防に心がける習慣を紹介。 2020年4月から75歳以上の高齢者を対象に、介護になる手前の状態かどうかを判断するフレイル検診が始まった。15項目の質問票で要介護予備軍を見つけ、個別指導や医療機関の受診につなげる。 2020.08.31 介護
古典~現代短歌 沖ななも(おきななも) 沖ななも(おきななも) 本名は中村眞理子。 1945年9月24日~ 茨城県出身 歌人。 剛直な古老のごとし森のおく真横に太き枝張る一位いちい 『ふたりごころ』 入口はすなわち出口にほかならずここに坐って兎を待たん 『天の穴』 木犀の花散って... 2020.08.31 古典~現代短歌
古典~現代短歌 岡本かの子(おかもとかのこ) 岡本かの子(おかもとかのこ) 1889年3月1日~1939年2月18日 大正、昭和期の小説家、歌人、仏教研究家。 東京都出身。 貝などのこぼれしごとく我が足の爪の光れる昼の湯の底 唇を打ちふるはして黙もだしたるかはゆき人をかき抱かまし 多摩... 2020.08.30 古典~現代短歌