古典~現代短歌

【森 鴎外】『16選』 知っておきたい古典~現代短歌!

1862年~1922年 島根県出身。小説家。本名は林太郎。 父は、津和野藩4万3千石の亀井家の典医。10歳で上京。 現在の東京大学医学部を卒業後は陸軍軍医となる。1884(明7)年~1888年までをドイツ留学。後に軍医総監、医務局長となる。 夏目漱石と並ぶ明治の二大文豪として、文業はあらゆる分野にわたり、業績の大きさは「テェベス百門の大都」に例えられている。
古典~現代短歌

【村木 道彦】『20選』 知っておきたい古典~現代短歌!

1942年 東京生まれ。 歌人。 1965年に、『ジュルナール律』掲載の「緋の椅子」連作10首で、中井英夫、塚本邦雄らの激賞を受け、歌壇にデビュー。仮名文字の多用、鋭くも優しい独特な感性、政治的な時代にノンポリティカルでありつづけた。佐佐木幸綱より少し遅れて登場した世代を代表する一人。1974年、歌集『天唇』を刊行。その後、長い作歌中断する。
古典~現代短歌

【村上 一郎】『2選』 知っておきたい古典~現代短歌!

1920年~1975年 東京生まれ。 思想家、文芸評論家、歌人、小説家。 栃木県宇都宮市で育ち旧制宇都宮中学校(現栃木県立宇都宮高等学校)を経て、東京商科大学(現・一橋大学)予科に進学。 短詩型文学に造詣が深く、現代短歌について積極的な提言をした。「無名」を創刊。 晩年に思想の根源において共鳴し合った三島由紀夫の追悼歌を含む歌集『撃攘げきじょう』がある。
スポンサーリンク
古典~現代短歌

【武川 忠一】『9選』 知っておきたい古典~現代短歌!

1919年~2012年 長野県出身。 歌人。 1940年(昭和15年)、早稲田大学専門部に入学。1943年、早稲田大学文学部国文科に編入学。窪田空穂・窪田章一 郎に師事。「まひる野」を経て「音」を創刊。近・現代短歌の研究・評論も多数ある。 第一歌集『氷湖』で自己の原点とも言う べき作品世界を築いた。
古典~現代短歌

【正岡 子規】『35選』 知っておきたい古典~現代短歌!

1867年~1902年 愛媛県松山生まれ。歌人、俳人。国語学研究家。本名、常規つねのり。 祖父大原観山おおはらかんざんに漢学を学び松山中学に進む。1884年、大学予備門入学。このとき詩歌や俳句を始める。1888年、第一高等学校本科に入学。夏日漱石と出会ったのもこの時期。1890年、東大国文科に入学。翌年「俳句分類」 に着手、俳句の研究を進める。
古典~現代短歌

【宮沢 賢治】『16選』 知っておきたい古典~現代短歌!

1896年~1933年 岩手県生まれ。 童話作家。 詩人。 宮沢賢治の短歌創作は、1909(明2)年、中学入学の頃から始まった。石川啄木や北原白秋の影響を受けている。1912(明4)年の中学時代から1918(大7)年、盛岡高等農林学校卒業頃までは短歌の創作を主としていた。 現在見られる賢治の短歌は、「歌稿 A」「歌稿B」と仮称される手書きの未発表原稿によるものが大部分である。
古典~現代短歌

【道浦 母都子】『18選』 知っておきたい古典~現代短歌!

1947年~ 歌人。和歌山県生まれ。 朝日歌壇への投稿をきっかけに高校時代より作歌を開始。早稲田大学文学部卒業。近藤芳美に師事する。歌誌『未来』に所属。学園紛争と愛のはざまに揺れる女子学生の葛藤を描いた第一歌集『無援の抒情』で70年安保世代の支持を得る。歌集『水憂』『ゆうすげ』 『風の婚』、散文集『吐魯番の絹』など。
古典~現代短歌

【水原 紫苑】『22選』 知っておきたい古典~現代短歌!

1959年~ 神奈川県横浜市生まれ。 歌人。 早稲田大学第一文学部仏文科卒業。同大学院文学研究科仏文学専攻修士課程修了。 1986年より「中部短歌会」に入会。春日井建に師事。 リアリズムを廃し徹底して美にこだわった言葉の集まりにより注目をあつめる。1989年に第1歌集『びあんか』を刊行。1990年、現代歌人協会賞受賞。
古典~現代短歌

【三国 玲子】『11選』 知っておきたい古典~現代短歌!

1924年~1987年 東京生まれ。 歌人。 三国慶一の長女。アララギ派の鹿児島寿蔵に師事。戦後にいち早く出発をした女流歌人。1954年(昭29)刊 の第一歌集『空を指す枝』は清新な青春歌集で注目される。 結婚後の作品は思想性・批判性を帯び、後、ふたたび表現の豊饒と感性の深化に向ったが、入院中に自死。歌壇に衝撃を与えた。
古典~現代短歌

【三ケ島葭子】『10選』 知っておきたい古典~現代短歌!

1886年~1927年  埼玉県生まれ。歌人。本名、倉片よし。 結核のため埼玉女子師範学校中退。1909年(明治42)に新詩社に入り、次い雄で「青鞜」同人となる。次第に地味な写実に傾き、 1916年(大正5)「アララギ」に入会。両時期の歌を合わた歌集『吾木香』を刊行。後に原阿佐雄との親交のため「アララギ」を去り、古泉千樫の門に入る。後に「青垣会」結成に参加。