Callistephus chinensis【エゾギク】蝦夷菊

蝦夷菊（エゾギク）

【エゾギク】蝦夷菊

原産地:中国北部
学名: Callistephus chinensis
英名:China Astor
和名: 蝦夷菊（エゾギク）
別名: アスター、サツマギク
科名:キク科
属名:カリステフス属
園芸分類:草花
形態:春まき一年草
開花期:６～９月
草丈:20cm～60cm
花色:白、青、ピンク、紫、赤、黄色

花言葉:「変化」「追憶」「同感」「信じる恋」

エゾギクとは！

原産地は中国北部。その他朝鮮半島などに自生している花。

日本へは江戸時代中期頃に伝えられたとされており、18世紀にはカトリックの宣教師によってパリの植物園に種子がもたらされた記録があります。その後日本やヨーロッパでの品種改良が始まり、広く普及しました。

蝦夷菊（エゾギク）の名前の由来

蝦夷菊（エゾギク）という和名は、花が菊の形に似て、蝦夷（北海道の古称）のような寒冷地域でよく育つことからつけられたという説と、江戸菊という言葉がしだいに変化したという2つの説があります。

花はこんな特徴！

エゾギクは1本から枝分かれして、たくさんの花がついているので、切り花やブーケによく使われます。花の色は赤や紫、ピンクなどさまざまで、中でも青い色の花を咲かせる品種は貴重で人気も高いです。

花の咲き方も品種によって幅広く、一重咲きから半八重咲き、八重咲き、丸く膨らむように咲くポンポン咲きなどがあります。お盆の時期のお供え用や切り花用のアスターとしては、八重咲きや半八重咲きの品種のものが人気で多く使用されています。また品種によっては直径8cmを超える大輪のものなどもあります。

日本で改良された品種には、茎の上部で枝が分かれボリュームのある花を咲かせる「ほうき立ち」、欧米やヨーロッパで改良されたもので、根元近くで枝が分かれる「枝打ち」など、バリエーションも豊富です。

夏の時期に見頃を迎え、花の形が菊に似ていることや、枯れた後も散らばらず、日本ではお盆の時期などにお供え用の花として広く使われています。

アスター属とカリステフス属

蝦夷菊（エゾギク）はアスターとも呼ばれていますがカリステフス属です。

宿根アスター（ユウゼンギク）はアスター属、別の種類。紛らわしいです。

カリステフスという属名は、美しい冠という意味の言葉で、原産地が中国であることから、チャイナアスターとも呼ばれています。「アスター」はギリシア語の「星の形」という意味があり、花の形が星に似ていることからつけられたとされています。

Callistephus chinensis Nees

[Aster]
Scientific name: Callistephus chinensis Nees
Classification: Asteraceae Ezogiku (Kalistefas) genus
Japanese name: Chinese Aster, Chinese Aster
English name: China aster
Origin: Northern China

The place of origin is northern China. Other flowers that grow naturally on the Korean Peninsula.
It is said that it was introduced to Japan in the middle of the Edo period, and there is a record that a Catholic missionary brought seeds to a botanical garden in Paris in the 18th century. After that, breeding began in Japan and Europe, and it became widespread.
Aster is often used for cut flowers and bouquets because it branches from one and has many flowers. There are various flower colors such as red, purple, and pink, and among them, the varieties that bloom blue flowers are valuable and popular.