ワクワクの罠に要注意!非常識な成功法則で学ぶ、泥臭く稼ぐ真の覚悟

長年抱えていた「モヤモヤ」の正体

題材は、神田昌典さんの著書『非常識な成功法則』です。私は普段から、Kindleの読み上げ機能やAudibleを使って、毎日の隙間時間にビジネス書や起業家のエピソードなどを吸収しています。

世の中の「成功法則」に対して抱いていた強烈な違和感とモヤモヤの正体を、この本が言語化してくれました。

世の中には、起業塾や自己啓発セミナー、あるいは成功者の講演会などで、必ずと言っていいほど語られる「魔法の言葉」があります。 「自分がワクワクすることを仕事にしよう」 「世の中の役に立つことをしていれば、お金は後から自然についてくる」 皆さんも、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

私もこれまで様々なセミナーに参加し、多くの成功者の話を聞いてきました。そして、これから起業しようと意気込んでいる人や、新しい挑戦を始めようとしている人が、決まって「私は自分がワクワクすることを仕事にしたいんです」「社会貢献をしていれば、きっと成功できると信じています」と目を輝かせて語るのを見てきました。

しかし、私はその言葉を聞くたびに、「本当にそうなのだろうか?」「そんな綺麗な言葉だけで、厳しい現実を乗り越えられるのだろうか?」と。

最大の気づき:「ワクワク」と「社会貢献」という猛毒の罠

ワクワクの罠と泥臭い現実を描いた『非常識な成功法則』アイキャッチ画像

「ワクワク」や「社会貢献」といった綺麗な言葉の罠から目を覚まし、泥臭く「稼ぐ仕組み」と向き合う覚悟を。

結論からいうと、これからビジネスを始めよう、自分の力で稼いでいこうとする人間にとって、「ワクワクすること」や「世の中の役に立つこと」を最優先の行動原理にするのは、極めて危険な罠です。

著者は本書の中で、これらの言葉は、すでに大成功を収めた人たちが使う「後付けの言葉」であり、「自戒の言葉」に過ぎないと斬り捨てています。

考えてみれば当然のことです。一代で財を成し、大きなビジネスを立ち上げた成功者たちが、最初から「世のため人のため」だけで動いていたでしょうか。「もっとお金が欲しい」「誰よりも認められたい」「いい車に乗りたい」といった、人間の生々しいエゴや欲望、あるいは「絶対に今の貧しい生活から抜け出してやる」という強い怒りや焦燥感が原動力だったはずです。

彼らは、その強烈なエゴをエネルギーにして、他人の何倍も働き、泥臭く利益を追求し、ようやく成功という山の頂上に辿り着きました。しかし、そのままエゴをむき出しにしていては、社会から叩かれ、心のバランスも崩してしまいます。だからこそ、山の頂上に着いた彼らは、「これからは世の中の役に立つことをしよう」「これからはワクワクすることを楽しもう」と自分自身に言い聞かせているのです。

「思考停止」と現実逃避の言い訳

「成功者がバランスを取るための言葉」を、これから山に登ろうとしている人が、そっくりそのまま真似をしてしまうことです。これは完全に「思考停止」であり、もっと言えば、厳しい現実から目を背けるための便利な「言い訳」に悪用されてしまっています。

「今の仕事はワクワクしないから辞めよう」 「私のやっていることは世の中の役に立っている素晴らしいことだから、いつか必ずお金がついてくるはずだ」

本業がまったく儲かっていないという現実から目を背け、自分に都合の良い催眠術をかけている人がどれほど多いことか。単なる「プー(無職)」や「フリーター」の考え方だと厳しく指摘しています。

ビジネスの初期段階において必要なのは、ワクワクすることではなく、お金の原理原則を学び、必死に「稼ぐ仕組み」を作ることなのです。

お金の原理原則を学ぶ覚悟

「お金は後からついてくる」というのは幻想です。お金の習性や原理原則を根本から理解していなければ、どんなに世の中の役に立つ素晴らしいことをしていても、どれだけ自分がワクワクしていても、絶対にお金は後からついてきません。ここが、私がこの本から学んだ最も重要で、最も痛烈な教訓です。

ワクワクする以前に、私たちは徹底的に汗をかかなければなりません。 私自身、自営業のほか18年もの間、新聞配達を続けています。雨の日も雪の日も、寒い冬の朝も、暗いうちから起きてバイクに乗る。それは決して「ワクワクするから」やっているわけではありません。生活のため、家族のため、目標のためという、現実的な理由があるからです。

また、フォトストックの活動にしてもそうです。ただ楽しく綺麗な花や風景の写真を撮るだけなら趣味ですが、それをビジネスにするとなれば話は別です。どうすれば売れるかを分析し、試行錯誤を繰り返す。これは非常に地味で、根気のいる、作業の連続です。

「いい人」の仮面を被ってニコニコしているだけでは生き残れません。時には嫌なお客さんとも向き合い、請求しにくい相手にもきっちりとお金を回収する。それが日常です。

著者は、お金をコントロールするための3つの原則を挙げています。

  1. お金に対する罪悪感を持たないこと 稼ぐことは悪ではありません。正当な対価を受け取ることに引け目を感じていては、ビジネスは成り立ちません。

  2. 自分の年収は自分で決めること 会社や他人に自分の価値を決めさせるのではなく、「自分はこれだけ稼ぐ人間だ」と明確に設定し、そこから逆算して行動する。

  3. お金が入ってくる「流れ」を作ること どんなに少額でも構いません。自分の力で、チャリンと小銭が入ってくるシステムを構築する。この小さな流れの積み重ねが、やがて大きな川になります。

実践!現状を打破するための「4つのアクションプラン」

現状を打破するための具体的なノウハウが詰まっています。すぐさま以下の4つの行動を実践することにしました。

「やりたくないこと」を書き出す

目標を設定する際、私たちはすぐに「やりたいこと」を書き出そうとします。しかし著者は、その前にまず「絶対にやりたくないこと」を書き出すべきだと言います。 「満員電車に乗りたくない」「理不尽な上司にペコペコしたくない」「お客に頭を下げたくない」こういった、自分の心の中にある負の感情、ドロドロとした本音をすべて紙に書き出すのです。 やりたくないことを明確にすることで、思考のノイズが消え、自分が本当に向かうべき「やりたいこと」の輪郭が驚くほどハッキリと見えてきます。

目標は常に「現在形」で設定する

「〜になりたい」「〜ができたらいいな」という願望の言葉では、脳はそれを「今は実現していない遠い未来のこと」として処理してしまいます。 目標を書くときは、「私は〜をしている」「私は〜を達成している」と、すでに実現しているかのような現在形(あるいは現在進行形)で書く。言葉の力を使って、脳にその状態が当たり前であると錯覚させるのです。

小さな目標でも達成したら「ご褒美」をあげる

大きな目標に向かっていると、途中で息切れしてしまいます。だからこそ、日々の小さな目標をクリアするごとに、自分自身にしっかりとご褒美を用意することが重要です。 「この作業が終わったら好きなお酒を飲む」など、小さな達成感と報酬のサイクルが、モチベーションを途切れさせず、行動を継続させる最強のエンジンになります。

 毎晩、思いつくままに目標を「10個」書く

私はすでに、自分の中で100個ほどの目標をリストアップしており、それを朝晩ただボーッと眺めるという習慣は続けていました。しかし、これからはそれに加えて、毎晩寝る前に、その時の思いつきで目標を「10個」ノートに書き出すことにしました。 毎日同じ目標になる日もあれば、その日の体調、日中に起きた出来事、新しい本の影響などで、コロコロと目標が変わる日もあるでしょう。それでいいのです。自分の思考が日々どのように変化し、アップデートされていくのか。その過程自体を楽しみながら、目標を潜在意識に刷り込んでいきます。

凡人を抜け出す!私の最強の「セルフイメージ」

そして最後に、私がこの本から得た最も大きな行動の変化。それは、「自分はただの凡人である」という思い込みを、今日この瞬間から完全に捨てるということです。

謙遜は美徳とされがちですが、ビジネスにおいて「自分なんて大したことない」というセルフイメージは、行動にブレーキをかける強烈な足かせにしかなりません。著者の言う通り、凡人を乗り越えるためには、時には「ウルトラ」や「スーパー」といった大仰な言葉を使ってでも、自分を強く思い込ませる自己暗示が必要です。

私は今日から、自分自身をこう定義します。

  • スーパー○○

  • ナンバーワン○○

  • ウルトラ○○

実はひそかに私が最も誇りを持っているセルフイメージがあります。それは、

  • プロフェッショナル世界ナンバーワン・イクメン です。

「イクメン」という言葉は、今では世間で軽く使われる流行語のようになってしまいましたが、主夫業をこなし4人の子どもたちを、七転八倒しながら育て上げてきたという経験と自負があります。

他人には恥ずかしくて言えない言葉を自分自身に強く、深く刻み込んでいます。

終わりに

『非常識な成功法則』は、世間に蔓延る甘い綺麗事から目を覚まさせてくれました。 ワクワクという都合の良い言葉に逃げず、まずは泥臭く「稼ぐ仕組み」と真正面から向き合う。いい人をやめてでも、やるべきことを歯を食いしばって遂行する。

このブログ記事は、誰かに向けたノウハウというよりも、未来の自分が甘えそうになった時に何度でも読み返すための、私自身への強烈な「戒め」の記録です。

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