書くことで脳が本気に!茂木健一郎著のアプローチ
茂木健一郎氏の著書『「書く」習慣で脳は本気になる』は、目標が明確でやるべきこともわかっているのに行動できない人に向けた、脳科学をベースにした実践的な書です。なぜ人は本気になれないのか、その原因は脳の「前頭葉」が関係しており、脳は確実性と不確実性のバランスを求めています。書くことによって、自分の考えや願望を客観的に認識する「メタ認知」が働き、無意識の可能性を言葉として外に出すことで、脳内に固定点が生まれます。この固定点が未来のイメージを現実として捉えさせ、本気モードへと切り替える効果をもたらします。茂木氏は、こうした最新の脳科学知見から、無駄な努力を避けて理想の未来へ最短距離で近づくための「書く習慣」の重要性を説いています。
【この記事を読むことで得られること】
- なぜ人間の脳は本気になれないのか、その仕組みと原因
- 書くことがどのようにして脳の「前頭葉」を刺激し、本気モードへ導くか
- 「メタ認知」の働きと無意識を言葉にする重要性
- 夢や目標を書き出すことで得られる心理的・行動的変化
- 効率よく理想へ近づくための具体的な「書く」テクニック
これらを理解することで、「やるべきことはわかっているけど動けない」という状態から脱し、自分自身を強力に後押しする習慣づくりが可能になります。また、本書で紹介される8つの生き方スタイルや偶有性(確実性と不確実性)のバランス理論など、人生全般にも役立つ知恵も吸収できます。結果として、読者はムダな努力を省きながら効率よく目標達成への道筋を描けるようになります。
【本から得た気づき】
21世紀を生き抜くために身につけたい8つのスタイルを提案しています。その中でも特に印象深かったポイントをご紹介します。
- 組織論理ではなく自分自身の原理原則(プリンシプル)で行動すること
- 学ぶべき場所や師匠(メンター)を見つけて切磋琢磨する環境づくり
- 言葉の力(言語能力)を高め、自分自身の基準となる言葉を持つこと
- 英語など外国語で情報発信し、世界へ発信力を持つこと
- 出会った人と短時間で打ち解け、人間関係を円滑に築く技術
- 人前で夢や目標を宣言し、自分自身への課題設定とすること
これらはいずれも、「書く」習慣と密接につながっています。例えば、人前で夢を宣言すると、それが自分への約束となり、脳がそれに応えようと本気になるという仕組みです。また、「偶有性」という概念も重要です。これは人生や仕事には予測可能な部分(確実性)と予測不能な部分(不確実性)が混在している状態であり、このバランス感覚こそが脳が心地よい状態だという指摘です。
私は特に「人前で夢を宣言する」という行動から始めてみたいと思いました。家族や親しい友人など身近な相手でも良いので、自分が今年叶えたいことを書いて伝えることにしました。また英語による情報発信も挑戦したいテーマです。
【まとめ】
私たちの脳は怠け者ですが、本気になれる方法があります。それが「書く」という行為です。文字としてアウトプットすることで無意識から意識へ情報が移り、目標達成へのエネルギー源となります。また、「偶有性」の概念から学べるように、不確実な未来だからこそ挑戦し続ける価値があります。そのためには確かな固定点=記録=を書いて積み重ねていく必要があります。本書では一人ブレインストーミングや早すぎる自伝を書く手法など具体例も豊富で誰でも取り組みやすいです。


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