【感想】好奇心を”天職”に変える空想教室

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 好奇心を”天職”に変える空想教室

著者: 植松務
ジャンル: 自己啓発

本のあらすじ

著者が、未経験・コネなし・資金なしの状態から、北海道の小さな町工場でロケットを作り、自ら打ち上げた実話をもとにした自己啓発書です。著者は「夢は諦めなければ叶う」というメッセージを、何度も壁にぶつかりながらも、自分の好奇心と努力を武器に、常識を打ち破っていく姿で示しています。読者に、どんな夢でも本気で追いかければ実現できると勇気づけてくれる一冊です。

植松さんは、誰もが当たり前だと思っている常識を、独自の視点で次々と覆し、「工夫」と「やる気」があれば不可能はないという信念を持っています。ロケット開発だけでなく、自らの人生経験を通じて、夢を追いかけるための考え方や行動の重要性について語っています。


引用(ネタバレ含みます)

  1. なにになりたいかではなく、なにをやりたいかを考える
    この言葉は、人生をどのように生きるかについての重要なヒントです。植松さんは、ただ職業や地位を追い求めるのではなく、「自分が何をやりたいのか」に焦点を当てるべきだと強調しています。やりたいことが明確になれば、それが自分の人生を導く羅針盤となり、夢への道筋が開けるのです。
  2. 中途半端になってもいいから、好きなことにはいくつも手を出す
    多くの人は「何かを中途半端にやること」を恐れますが、植松さんはむしろ「好奇心を広げる」ことが大切だと言っています。興味を持ったことに挑戦することで、人生の可能性が広がり、意外な道が開けることがあります。失敗を恐れず、好きなことにどんどん手を伸ばしていくことが大切なのです。

印象に残ったシーン

否定されても、怒らずに聞き流すが特に印象に残りました。植松さんは夢を追いかけている過程で、多くの人から「無理だ」「そんなことはできない」と言われてきました。しかし彼は、これらの否定的な意見を真に受けず、静かに聞き流し、自分の夢に集中し続けました。この姿勢が、植松さんの強さの源であり、誰もが持つべき忍耐力だと感じました。

私も、他人の否定的な意見に流されてしまうことがよくありますが、自分が信じる道を貫くためには、時には「聞き流す力」が必要です。このシーンからは、自分の夢を守るための精神的な強さと、他人の意見に左右されない姿勢の重要性を学びました。


まとめ

夢を追いかけることの大切さと、そのために必要な考え方や行動のヒントが詰まった本です。著者の生き様を通じて、失敗や困難を恐れず、好奇心を持って挑戦し続けることが、どんなに大きな夢でも叶える力になることを教えてくれます。どんな状況でも諦めず、自分のやりたいことを追求していく姿勢を、この本は強く支えてくれます。

「自分もできるかもしれない」という勇気をもらい、挑戦することの楽しさを再確認できるました。何かを始めるのに遅すぎることはなく、誰にでも無限の可能性があるということを再認識しました。


◎おすすめ度: ★★★★★(5/5)

この本は、夢を追いかけたい人、諦めそうになっている人、自己成長を目指している人にとって、間違いなく読んでほしい一冊です。小中学生から大人まで、誰でも理解しやすい内容でありながら、深く心に残るメッセージが詰まっています。


◎この本をおすすめしたい人

・夢を追いかけている人
・新しいことに挑戦したい人
・今の自分を変えたいと思っている人
・失敗を恐れて一歩踏み出せない人
・好奇心を大切にしたいと考えている人

 

 

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