食事が楽しみになるように工夫するコツ
食事は単に栄養摂取するだけではなく、毎日の暮らしの中の楽しみになってきます。高齢になっても、日々の食事が楽しみになるように環境も整えていきたいものです。
椅子に座れるなら、家族と一緒に食卓を囲みましょう。車椅子の人も、肘掛けがテーブルにぶつからないよう工夫し、できるだけ車椅子のまま食事をしましょう。
ベッドに腰掛けてサイドテーブルを活用したり、ベッドの上で上体起こせるなら腰の後ろにクッションを当てオーバーヘッドテーブルで食事をしましょう。
栄養不足にならないように
高齢になったからといって粗食にするのは間違いです。低栄養で骨がもろくなると骨折の原因になりかねません。
家族と同じメニューをアレンジしたり、柔らかくとろみをつけるなどの工夫をして仕上げます。飲みにくい場合は市販のとろみ剤を使うのも良いと思います。
忙しい家庭では、高齢者向けの宅配弁当なども上手に利用したいものです。自分で食べられるなら介護用スプーンを使いましょう。
介助する場合は向かい側ではなく、利き手側の隣に並んで座り、自分で食べる時と同様に下から口元に運ぶと良いです。
食事以外にも一日数回に分けて水分を摂るよう介護者が促します。
口の中は常に清潔に
食後はうがいと歯磨きを習慣にし入れ歯も外して丁寧に磨きます。訪問歯科診察なども利用し年に一度は歯科検診を受けましょう。
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