プロ(専門職)が援助して自宅で機能訓練
脳出血や脳梗塞など脳血管疾患で麻痺の障害が残った場合、入院中のリハビリテーション(リハビリ)と退院後のリハビリはとても重要となります。
理学療養士、作業療法士、言語聴覚士という専門職が利用者の自宅などを訪問し心身の機能の維持回復のためにための訓練や指導を行います。
訪問リハビリは、日常生活の自立を助けることを目的として、医学管理を行っている医師の指示に基づいて病院・診療所・介護老人保健施設が、計画的に行います。
利用する場合は、自宅の住環境で生活する上で困っていることを整理し、まずケアマネージャーや専門職に相談してみましょう。
訪問リハビリは要支援(1・2)と認定された人も利用することができ、利用料は要介護、要支援とも変わりません。
標準的な利用者料 |
要介護1~5 要支援1・2 |
20分以上実施(1回につき) 約300円 |
上記負担額(サービス費用の1割)は地域によって異なります。
主な訪問リハビリの内容
- 関節の動きを改善・維持する関節可動域運動
- 筋力を回復させる筋力増強運動
- 歩行や動作を改善し麻痺の回復を促す運動療法
- 作業や手先の細かな動きの練習をする機能的作業療法
- 障害があっても生活は送れるように訓練をする日常生活活動訓練
- 言語症言語の障害、声の障害、発音の障害に対応したリハビリ
- 食べることや飲み込みに問題のある場合の摂食・嚥下訓練など
自主トレも大切
1週間に数回、数十分のリハビリだけでは身体機能の向上や維持は難しく、自分で毎日取り組んでいることが大切です。継続して取り組めるように本人だけでもできたり、家族が助けながら出来たりする方法を提案してもらいましょう。専門職と一緒に目標を考え、やる気の出るような方法でリハビリを続けましょう。
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