フレイル健診(認知機能生活習慣15項目)と予防!

フレイル健診

フレイル健診を知っておこう。

2020年4月から75歳以上の高齢者を対象に、介護になる手前の状態かどうかを判断するフレイル検診が始まった。15項目の質問票で要介護予備軍を見つけ、個別指導や医療機関の受診につなげる。

 

国がフレイル対策を進める背景には、高齢者が増える中、介護を必要とせずに生活できる健康寿命を伸ばし、社会保障費を抑える狙いがあるようだ。

 

フレイルは『虚弱』を意味する言葉で、加齢に伴う体重の減少や筋力の低下など身体的な衰えだけでなく、認知症やうつ、引きこもりなどの要素も判断判断材料とする。

 

質問は体の状態や認知機能生活習慣に関する15項目となっています。

 

フレイルの恐れがあるかどうかの判断は自治体ごとに独自基準が定められています。

 

フレイルに関する質問票の15項目

 

  1. 現在の健康状態は
  2. 毎日の生活に満足しているか
  3. 1日3食きちんと食べているか
  4. 半年前に比べて固いものが食べにくくなったか
  5. お茶や汁物等でむせることがあるか
  6. 6ヶ月間で2~3 kg 以上の体重減少があったか
  7. 歩く速度が遅くなってきたか
  8. 1年間に転んだことはあるか
  9. ウォーキング等の運動を週に一回以上しているか
  10. 周りから物忘れがあると言われるか
  11. 今日が何月何日か分からない時があるか
  12. タバコを吸うか
  13. 週に一回以上は外出しているか
  14. 家族や友人との付き合いがあるか
  15. 体調が悪い時に身近に相談できる人がいるか

自身や家族の健康状態を把握し、今後の生活の目安に活かしていきましょう。

フレイル健診

 

普段の生活からできるフレイル予防

栄 養

食事は栄養バランスの良いものを取りましょう。筋肉を作るたんぱく質が多く含まれる食材や、筋肉の増強をサポートするビタミンDを多く含んだ食材を多く食べることを意識してください。

ビタミンDは、きのこ類、魚介類、卵に多く含まれます。

うがい、歯磨きは、口を清潔に保ち、風邪やインフルエンザ対策になります。また、オーラルフレイル(口腔機能の軽微な低下や食の偏りなど、身体の衰え)の予防に欠かせません。

 

運 動

外でのウォーキングなどの運動がおすすめです。陽の光を浴びることで、筋肉や骨の維持形成には欠かせないビタミンDが作り出されます。

また歩くことは、精神的に気分転換にもなります。血流の循環を良くし、自己免疫力を活性化してくれます。家の中でもスクワットや片足立ち、足踏みなど、自分の体の状態や体調に合わせた運動を行いましょう。(無理のない範囲で取り組みましょう)

 

つながり

人とのつながりが希薄になると認知機能が一時著しく低下する恐れがあります。

家族はお互いに支え合い意識して交流しましょう。ちょっとした挨拶や会話も大切。電話やオンラインなどを活用し、友人や家族と喋ることを意識してください。

少しの意識や工夫で不安やストレスを軽減できます。

 

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