子が考える『老いのサイン』
離れて暮らす親子に限りませんが、子から見て親は変わらず元気なように見え、なかなか変化に気が付かないものです。
たまに親と一緒に出かけると以前では考えられない変化に気づくことがあります。
久しぶりに実家に帰り母親の手料理の味付けが以前と違っていた。綺麗好きだったはずなのに家の中が片付いておらず廊下や階段にまで荷物が溢れていたなどはよく聞く話です。
誰でも高齢になれば体が変化していきますが、その程度や進行の仕方は人それぞれです。
親の健康状態を把握するために、どこか具合の悪いところはないか、病院にかかっていないか、薬を飲んでいるかいないかなど気を付けていたいものです。
怪我や病気が原因で介護が必要になることがありますが、そうでなければ介護が必要になるまでは時間があるはずです。
親も寝たきりにさせないためにも、離れて暮らしていても電話をかけるなどして、こまめにコミュニケーションをとることで老いのサインを見逃さないことが重要です。
【体と心の変化をチェックしよう!】
耳
- 高い音が聞きづらい
- 同時に二つ以上の音を識別しにくい
- 騒がしいところで会話ができない
目
- 近くのものに焦点が合わせづらい(老眼など)
- 物が霞んで見える
口
- 唾液の分泌が少なくなる
- 飲み込みづらい
- むせやすい
- 塩味を感じる力が低下
体
- 筋力が弱くなっている
- 喉の渇きを感じにくい(脱水の心配が増える)
- 眠りが浅い
- 消化が悪くなり、便秘しやすい
心の変化
- もの忘れが多い
- やる気が起きない
- 物事が思ったようにいかないので自信をなくす
- 親しい人との別れなどで、喪失感を抱いている
親の変化に気づき健康状態を把握し、心身の変化を知ることで健康維持や介護予防につなげていけます。
Bitly
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