【大下一真】『3選』知っておきたい古典~現代短歌!

シュウメイギク(秋明菊) 秋牡丹

シュウメイギク(秋明菊) 秋牡丹

大下一真(おおしたいっしん)

1948年、静岡県で生まれ。日本の歌人。僧侶。

駒澤大学仏教学部を卒業後、臨済宗円覚寺派の僧侶として道を歩み、現在は鎌倉の瑞泉寺の住職を務めています。 1981年まで円覚寺専門道場で修行。1971年から歌誌「まひる野」に所属。

歌人としての歩みと受賞歴

1982年から「まひる野」の編集委員となり、2015年には編集発行人に就任。さらに2009年には『即今』で第14回寺山修司短歌賞、2011年には『月食』で第16回若山牧水賞を受賞これらの受賞作品には、仏教的な洞察が反映され、日常と真理を見つめる深い視点が込められています。

歌集、他

代表的な歌集は、『存在』『掃葉』『足下』『即今』『月食』『草鞋』『漆桶』があります。

著書に、『山崎方代のうた』『方代さんの歌をたずねて――芦川・右左口篇』『方代さんの歌をたずねて――甲州篇』『方代さんの歌をたずねて――放浪篇』『方代さんの歌をたずねて――東京・横浜・鎌倉篇』『鎌倉山中小庵日記――ちょっと徳する和尚の話』『花和尚独語』など。

『鎌倉山中小庵日記――ちょっと徳する和尚の話』や『花和尚独語』などでは、日常のささやかな気づきと仏教的な教えを融合し、僧侶としての生活や思考を紹介。読者に日常の中にある喜びや発見を伝え、優しく温かな言葉が綴られています。

大下一真 短歌

木船菊赤紫をほろほろとこぼして母はただただ睡る 『漆桶』

花終えし秋明菊の払われて庭ひろびろと日暮れより雨 『漆桶』

木船菊赤紫をほろほろとこぼして母はただただ睡る 『漆桶』

秋明菊 シュウメイギク

秋明菊 シュウメイギク

 

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