河野裕子(かわのゆうこ)
1946年~ 熊本県出身。 歌人。
1972年、第一歌集『森のやうに獣のやうに』を刊行。斬新な手法、用語の新鮮さで、幅広く歌壇の共感を呼んだ。
1976年『ひるがほ』 1980年『桜森』の二歌集によって、河野の評価は動かないものとなる。昭和40年代から昭和の終わりの時代を担って、女性短歌の興隆に大きく貢献した。現在、永田和宏とともに「塔」を率いる。
青林檎与へしことを唯一の積極として別れ来にけり 『森のやうに獣のやうに』
言ひかけて開きし唇の濡れをれば今しばしわれを娶らずにゐよ
おはよその君の範囲を知りしこと安しとも寂しとも冬林檎むく
荒あらと肩をつかみてひき戻すかかる暴力を愛せり今も 『ひるがほ』
産むといふ血みどろの中ひとすぢに聴きすがりゐて蝉は冥かりき
まがなしくいのち二つとなりし身を泉のごとき夜の湯に浸す
君を打ち子を打ち灼けるごとき掌よざんざんばらんと髪とき眠る 『桜森』
セイタカアワダチソウ
セイタカアワダチソウは、キク科の多年草である。ススキなどと一緒に生えています。一見、ブタクサと似ているため、花粉症やぜんそくの原因として間違われることもあります。
茎を乾燥したものは萩の代用として、すだれなどの材料に利用されたり、花はハーブとして利用され、体内の毒を排出してくれる作用があるなど、肌にもよくて花を乾燥させてお風呂にいれたり、アトピー性皮膚炎を改善するといわれています。
その他、天ぷらにしてもおいしいそうです。
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