山茶花 撮影ろいち 他画像
九条 武子(くじょう たけこ)
1887~1928年 教育者。歌人。晩年は社会運動活動家。
京都西本願寺に法主の次女として生まれる。武子は才色兼備としてもてはやされ、柳原白蓮、江木欣次とともに大正三美人と称された。男爵九条良致と結婚、夫の外遊の留守中の十余年間を慈善活動に過ごした。佐佐木信綱に師事。
歌集に『金鈴』『薫染』『白孔雀』、歌文集『無憂華』がある。
銀の鈴金の鈴ふり天上に千の小鳥は春の歌うたふ 『金鈴』
緋の房の襖はかたく閉されて今日もさびしく物おもへとや
きえずてあれなき世の後も我という者の遺せる一すじの跡『薫染』
コメント